5月12日 海外市況 │ トレピ.com

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5月12日 海外市況

貴金属
9日のNY金相場は、上昇する展開。中心限月6月限は、前日比3.8ドル高の885.8ドルで先週末の取引を終了した。ドルが下落したことや、原油が高値を更新したことで買いが優勢となったようだ。先週末の米国市場では再び信用収縮懸念が再燃し、株式市場、ドルともに下落する展開となった。市場ではサブプライム問題を受けた緊急経済対策の一環として所得税を一部還付する戻し減税を4月末から実施しているが、この効果については5月の後半から現れると予想している。この還付金が消費ではなく、借金返済などにまわるようであれば再び米国経済の減速を材料にした売りが出る可能性を市場では予想し始めているようだ。そのため、ドルが軟調となっていることが現在の金相場にとって支援要因となっている。ただ安値での買いにより下値は、しっかりとしているものの積極的に上値を買い続ける動きは限定的であり、原油や穀物と違い商品間で人気の差が出始めている点には注意したい。引け後に発表となった米商品先物取引委員会が発表した5月6日時点の大口投機家のポジションは、15万5967枚の買い越しと前週よりも4681枚買い越し幅が縮小していることも現在の動きを裏付けるものとなっている。本日の東京金相場は、NY金相場が上昇しているものの、為替が円高となっていることから強弱材料が相殺され先週同様にレンジ内での取引となりそうだ。インフレ期待からの金相場の上昇を期待する向きもあるが東京市場は内部要因の悪化から戻り売りにより軟調な地合いが継続しそうだ。(K.A)

原油
9日のNY原油市場は騰勢衰えず5営業日連続で最高値を更新、ドルが主要通貨に対し軟化したことも相場を押し上げ結局125.96(+2.27)で終了した。CFTCが発表した6日現在の大口投機家のポジションは原油で63,218枚の買い越し(+9907)、ガソリンで60,007枚の買い越し(-404枚)、留出油で18,144枚の買い越し(-4123枚)という数字で原油の買い越し幅の増加が目立った。本日の東京ガソリン市場はNY原油高から原油換算で700円程度の上昇が見込まれる。週明けのNY原油夜間取引は125.94(-0.02)あたりと小幅推移となっている。(M.O)

穀物
週末の海外穀物市場はトウモロコシでは期近が小幅安となりまちまち、大豆は大幅上昇する展開となった。おおむね米農務省の需給報告を受けた格好となったようだ。トウモロコシ7月限は1.00セント安の629.25セント、大豆7月限は48.00セント高の1358.00セントとなった。需給報告では07〜08年度の米国期末在庫について、トウモロコシが13億8300万ブッシェルと、消費項目のエタノール向けが1億ブッシェル引き下げられたことをうけ、前月予想を1億ブッシェル上方修正した形となったようだ。08〜09年度は7億6300万ブッシェルとの予想となっている。また、大豆は07〜08年度が1億4500万ブッシェルと、前月予想を1500万ブッシェル下方修正した。08〜09年度は1億8500万ブッシェルとの予想となっている。トウモロコシの新穀限月は作付け作業の遅れの懸念から上昇したようだ。原油の高値更新もありおおむね商品市場全般が強含むなか、102円台で推移する為替にも注目したいところだ。本日の東京穀物市場の値幅制限は、トウモロコシにおいて1,200円に拡大となる。(S.Y)

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