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ニューヨーク金相場
9日のCOMEX金相場は、原油価格が2日間で16ドルも上昇した後の利食いの売りに急落したことや、ポールソン米財務長官がドル高維持のために為替介入も辞さないと述べたことでドルが反発したことなどを背景に小幅安で引けた。8月限は$907.20−$894.00で推移したあと前日比0.90ドル安の$898.10で引けた。
原油・石油製品
週明け9日のNYMEX市場では、原油価格は急激な上昇後の利益確定の売りに押され急反落した。またポールソン米財務長官が為替市場介入の可能性を示唆したことでドルが大幅高となったことや、サウジアラビアのヌアイミ石油相が原油価格高騰に対応するため、生産国と消費国の会議を呼び掛けたことなどが圧迫材料となった。 原油7月限は$138.25−$133.00で推移したあと前日比4.19ドル安の$134.35で終了した。ガソリン7月限は$3.5350−$3.3650で取引のあと前日比15.40セント安の$3.3940で引けた。灯油7月限は$3.9896−$3.8715のあと前日比9.70セント安の$3.8770で引けた。 前週末はイランの核開発をめぐり、同国とイスラエルの緊張が高まったことや、米失業率の大幅悪化を受けてドルが下落したことなどで原油価格が急騰し、2日間で16ドルもの急騰を演じたが、この日はあまりの急激な上昇に対する高値警戒感もあり利食い売りが先行した。 ポールソン米財務長官はこの日、ドルを押し上げる方策として為替介入を含めいかなる政策も排除しないと述べた。また米経済の長期的なファンダメンタルズは他の主要国と比較してもきわめて良好であり、こうした状況がドルの価値に反映されていくだろうとも述べた。この発言をきっかけにドルは対主要通で上昇し、対ユーロでは1.5620まで上昇、対円でも106円30銭を超えて上昇した。 先週はバーナンキFRBもドル安進行に明確な懸念を表明しており、この日の財務長官の発言で米国が国家の政策としてドル安の進行を阻止しドル高政策をとっていくことが明確となった。 サウジアラビアは正当化されない今の原油価格高騰に対応するため、生産国と消費国に会議を開くことを呼び掛けた。サウジ議会は石油は十分に供給されており、このところの原油価格の高騰はファンダメンタルズでは説明できないと述べている。ただイランをはじめ他のOPEC諸国は、9月のOPEC前に集まって話し合う必要はないとしている。
NYMEX9日終値
原油7月限 134.35ドル (−4.19) 11月限 134.62ドル (−3.53) 灯油7月限 387.70セント(−9.70) 12月限 398.30セント(−8.50) ガソリン7月限 339.40セント(−15.40) 12月限 320.45セント(−10.50)