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ニューヨーク金相場
10日のCOMEX市場の金相場は、ドル相場の上昇や原油価格の下落を嫌気した売りに急落した。バーナンキFRB議長がインフレ更新への強い警戒姿勢を示したことで利上げ観測が強まりドルが対主要通貨で上昇した。さらに原油価格もバーナンキ発言やサウジアラビアの増産報道などで下落し金売りを誘った。8月限は$891.00−$867.50で推移したあと前日比26.90ドル高の$871.20で引けた。
原油・石油製品
10日のNYMEX市場では、原油価格は国際エネルギー機関(IEA)がOPECを除く産油国の生産減を予想したことで買いが先行し一時137ドルを超えて上昇したが、その後はバーナンキ米FRB議長の発言をきっかけにドルが対主要通貨で上昇したことや、サウジアラビアが増産を行っているとの報道などで反落に転じ大幅続落して引けた。 原油7月限は$137.98−$130.80で推移したあと$132.50にあったストップロス・オーダーを巻き込んで下落し前日比3.04ドル安の$131.31で終了した。ガソリン7月限は$3.4800−$3.3100で取引のあと前日比7.47セント安の$3.3193で終了、灯油7月限は$3.9842−$3.8045のあと前日比6.46セント安の$3.8124で引けた。 国際エネルギー機関(IEA)はこの日、OPEC以外の産油国の原油生産の伸びが日量46万バレルに止まり先回見通しから22万バレル下方修正した。また米エネルギー省も同様に日量31万バレルの伸びにとどまるとし前回から29万バレル下方に修正し買い材料となった。 バーナンキFRB議長は、米経済成長の大幅な減速のリスクは過去1ヵ月で後退したと指摘、長期的なインフレ期待の悪化を断固として阻止すると発言した。この発言で市場ではFOMCが0.25%の利上げを実施する確率が86%に上昇するとし、ドルは対主要通貨で大幅上昇、対ユーロでは200ポイント強まり1.5441まで上昇した。 またCNBCが今4半期のサウジアラビアの原油生産が50万バレル増加し日量945万バレルに達すると報道したことも弱材料に加わった。さらに本日発表の米週間石油在庫統計で、製品在庫が増加するとの予想も圧迫材料となっている。
NYMEX10日終値
原油7月限 131.31ドル (−3.04) 11月限 132.16ドル (−2.46) 灯油7月限 381.24セント(−6.46) 12月限 392.49セント(−5.81) ガソリン7月限 331.93セント(−7.47) 12月限 314.71セント(−5.74)
今週の米週間石油在庫統計は日本時間今夜11:30に発表の予定だが、予想は以下の通りである。
原油在庫 110万B減少 ガソリン在庫 120万B増加 留出油在庫 170万B増加