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ニューヨーク金相場
11日のCOMEX金相場は、原油在庫の減少や中国の輸入増加、ブッシュ大統領の対イラン強硬発言などで原油価格が急伸したことや、ドルが対主要通貨で下落したことなどを背景に買われ反発した。8月限は$885.50−$878.30で推移したあと前日比11.70ドル高の$882.90で引けた。
原油・石油製品
11日のNYMEX市場では、この日EIAから発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅減少し、夏季の行楽シーズンに在庫がひっ迫するとの懸念が強まったこと、5月の中国の石油輸入が25%も増加したこと、ブッシュ大統領がイランの核開発問題について発言し緊張が高まったこと、ドルが対主要通貨で下落したことなど買い材料ばかりが揃い、原油価格は5ドル以上の急騰となった。 原油7月限は$138.30−$131.35で推移した後前日比5.07ドル高の$136.38で終了した。ガソリン7月限は$3.5148−$3.3320で取引のあと前日比14.65セント高の$3.4658で引けた。灯油7月限は$$4.0150−$3.8150で推移し史上最高値まであと0.03セントまで迫ったあと前日比16.24セント高の$3.9748で終了した。 中国の税関当局によると、同国の5月の原油輸入は四川大地震による燃料需要の増加で前年比25%増の日量380万バレルに達した模様である。 ドイツ訪問中のブッシュ米大統領がイランの核開発問題について触れ、あらゆる選択肢があると発言し、軍事的解決の可能性を排除しない姿勢を示し供給不安を煽った。 この日EIAから発表された米週間石油在庫統計の詳細は後記の通りである。 原油在庫は稼働率の低下にもかかわらず、輸入量が日量98000バレル減少し日量968万バレルに止まったことから456万バレルの大幅減少となった。これで原油在庫は4週連続の減少、在庫量は3億219万バレルと昨年を4730万バレル下回り、重要なポイントである3億バレルまであと219万バレルに迫ったことで危機感が増した。またオクラホマ州、カッシングの原油在庫も50万バレル減少し2130万バレルとなった。 ガソリン在庫は99万バレル増加して2億1008万バレルとなり昨年を690万バレル上回るレベルとなった。またガソリン需要は前週比30万バレル増加の日量940万バレルだった。留出油在庫は227万バレル増加、うち灯油在庫は60万バレル増加して2370万バレルとなるも昨年を980万バレル下回っている。
NYMEX11日終値
原油7月限 136.38ドル (+5.07) 11月限 137.51ドル (+5.35) 灯油7月限 397.48セント(+16.24) 12月限 408.58セント(+16.09) ガソリン7月限 346.58セント(+14.65) 12月限 328.63セント(+13.92)
この日発表された米週間石油在庫統計の詳細は次の通りである。
原油在庫 456万B減少 ガソリン在庫 99万B増加 留出油在庫 227万B増加 原油輸入 日量 968万B(−9万) 製品輸入 日量 341万B(+14万) 稼働率 88.6%(1.1%低下)