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ニューヨーク金相場
11日のCOMEX金相場は、原油価格の高騰や、ドル安、米株式相場の急落などを眺めて上伸し期近限月は3月19日以来の高値を付けた。この日はイラン、イスラエルをめぐる中東情勢の緊張を受けて原油価格が史上最高値を更新した。また米政府系住宅金融機関の国有化をめぐる米金融不安の高まりで米株式相場が急落、ドルも下落した。8月限は$967.30−$957.00で推移したあと前日比18.60ドル高の$960.60で引けた。
原油・石油製品
11日のNYMEX市場では、中東情勢悪化による地政学的リスクの高まりや、ナイジェリア情勢の悪化、ブラジルの主要石油会社PETROBURASでのスト発生、などによる供給懸念の高まりなどで原油価格は史上最高値を更新して上昇した。 原油8月限は$147.27−$141.44で推移し、一時史上最高値を更新したあと前日比3.43ドル高の$145.08で終了した。これで原油期近物の年初から49.10ドル、51.16%の高騰となった。ガソリン8月限は$3.6310−$3.5017で取引され一時史上最高値を更新したあと前日比5.23セント高の$3.5632で引けた。また灯油8月限は$4.1586−$4.0210のあと前日比3.93セント高の$4.0766で終了し、灯油も史上最高値を更新した。 イランの核開発問題に絡んでは、先日、イスラエルがイランが核開発を停止しなければイランの核施設を爆撃すると警告しており、イスラエル軍機が爆撃を想定した訓練を実施したと報じられた。これに対しイランはもし攻撃を受けた際はイスラエルのテリアベブとペルシャ湾内の米軍艦船を攻撃するとして、先週は2日にわたってミサイルの発射訓練を実施した。こうしたなか、この日はイラクの軍関係者の話として、イスラエルの攻撃機がイラクの空軍基地に飛来したと伝えられ緊張が一気に高まった。その後この話はイラクの国防大臣、イスラエル政府双方から否定されたものの、市場はイスラエル軍によるイラン攻撃がいつ行われてもおかしくないと受け止めているようだ。 この日のニューヨーク株式市場は、住宅ローンを専門とする“ファニーメイ”と”フレディーマック“の2つの政府系金融機関がサブプライムローンの焦付き拡大によって資金繰りが悪化しているとの懸念が高まり、金融機関だけでなく、幅広い銘柄で売り注文が増えダウ平均価格は一時250ドル以上の値下がりとなった。 この他、ナイジェリアではニジェール・デルタ解放運動(MEND)が6月以来続けてきた停戦の解除を発表したほか、ブラジルの主要石油会社PETROBURASで本日から5日間のストライキが予定されるなどで供給懸念が高まっている。 シカゴ商品先物取引協会(CFTC)が発表した7月8日現在の投機筋のポジションは、原油がネット買い持ちの7066枚でネット買い持ちが14902枚減少、ガソリンがネット買い持ちの49309枚でネット買い持ちが11612枚減少、灯油がネット買い持ちの15411枚でネット買い持ちが2554枚減少といずれも減少となった。
NYMEX11日終値
原油8月限 145.08ドル (+3.43) 12月限 146.35ドル (+2.91) 灯油8月限 407.66セント(+3.92) 1月限 424.16セント(+4.37) ガソリン8月限 356.32セント(+5.23) 1月限 352.97セント(+5.68)